法話1


「仏様の願いに会いましょう」

明けましておめでとうございます。
 お正月を迎えるとテレビからは神社やお寺での初詣のニュースが流れます。
そこでのお願い事とは「お金が入りますように・今年一年病気やケガをしないように・今年こそ幸せになりますように」と
自己中心の願い事を祈っていますね。
私は皆様方がこの世と縁あってお別れするときに亡き人とまた遇える世界お浄土に行きますように願います。
チョット待ってください。違いますね。お浄土にお迎えしてくれるのは阿弥陀さまの願いであり、私ではありません。
私が願ったところで行けません、なぜならば私の力ではできないのです。
人間である私が何故救うことができましょうか。
みなさんをお救い下さるのは阿弥陀如来様です
「正信偈」に「阿弥陀如来がまだ法蔵菩薩(ほうぞうぼさつ)呼ばれていた時に
師匠の在世(せい)自在(じざい)王仏(おうぶつ)にあらゆる仏の世界を見て回り長い時間をかけ阿弥陀仏となり
素晴らしいお浄土を作られ四八の願をたてられ、この願いができなければ私は仏になりません」と
誓われたのです。
 私たちは自己中心であり、煩悩だらけ
のこの世で生きているのですが阿弥陀さまの願いにただ感謝しかありません。
どうぞこの一年阿弥陀さまの願いを一緒にお聞きしましょう。