第四回講演の集い 12・7
テーマ 釜ヶ崎を大いに語る
サブタイトル 釜ヶ崎講座開1年・釜ヶ崎形成100年にあたり
趣旨  7月31日、参議院で「ホームレスの自立等に関する特別措置法(野宿者支援法)が、全会一致で成立しました。法は失業ー野宿問題について、国・地方自治体が責任を持つことを明確にしており、野宿生活者に「就労の機会の確保」「安全した居住等の確保」を明記しています。しかし法は基本法であり、野宿生活者支援の理念と目標を示したものに過ぎません。就労を中心とした具体的かつ緊急な対策、企画が求められています。
 釜ヶ崎反失連は去る9月28日より具体策「公的就労」を求め、大阪城公園府庁前に野営のテントでの野営の闘いに入り、すでに二ヶ月になろうとしています。厳しい冬を前に府・市の具体的な回答が問われています。
 さて、私達「釜ヶ崎講座」は、昨年12月「講演の集い」を開き、以降多くの方と共に釜ヶ崎の問題を考えてきました。来年は1903年第五回内国勧業博覧会が今の天王寺公園・新世界で開かれたことにより、現在の地に木賃宿が移住されて「釜ヶ崎」が形成され100年になります。この機に、釜ヶ崎の歴史や、現在の問題を「釜ヶ崎を大いに語る」として、第4回『釜ヶ崎講座』を開きます。今回は、釜ヶ崎日雇労働組合・釜ヶ崎反失連の藤井利明さんに「釜ヶ崎の闘い」を、大阪市立大学の島和博さんに「釜ヶ崎の歴史ー寄せ場の変遷」を「大いに語って」いただいます。
 皆さん、釜ヶ崎を共に考えて生きませんか。
日時 02年 12月7日(土)午後6時半
場所 エル・おおさか(府立労働センター)709号
講師 藤井 利明氏  (釜ヶ崎日雇労働組合・釜ヶ崎反失連)

島 和博氏   (大阪市立大学 文学部社会学助教授)
挨拶 釜ヶ崎反失業連絡会等
資料 「生きるための反失業闘争」 藤井利明 「飛礫25号 00年秋号」より転載
「戦後50年余の日本と釜ヶ崎」 島和博
会報  「NPO釜ヶ崎」 NPO釜ヶ崎機構
ビラ  「釜ヶ崎反失連ニュース」 大阪城野営闘争陣地より釜ヶ崎反失連
費用 資料代500円  
主催者 釜ヶ崎講座