第五回講演の集い 5・10
テーマ 釜ヶ崎100年・過去・現在・未来PARTT
サブタイトル
趣旨  昨年8月7日、「ホームレスの自立等に関する特別措置法」(野宿者支援法)が、成立・施行されました。法は失業―野宿問題について、国・地方自治体が責任を持つことを明確にしており、野宿生活者に「就労の機会の確保」「安定した居住等の確保」を明記しています。
 釜ヶ崎反失連は、国や地方自治体の計画待ちの受身になることなく、また、従来からの「シェルター建設」から「自立支援センターでの就職斡旋」という、出口無き施策の繰り返しにならないためにも、「公的就労」を軸とした施策を要求しています。また調査から計画といったテンポで進むのでは、日々、野垂れ死を強いられている野宿労働者の現実には間に合わないと、全国で唯一、「支援法」成立後の昨年9月28日より、「緊急対策を」求めて、大阪城公園府庁前で「野営闘争」を開始し、本年1月2日からは大阪市役所前中之島公園に転戦し、この3月末で180日を越えました。
さて、本年は1903年第5回内国勧業博覧会が今の天王寺公園・新世界で開かれたことにより、現在の地に木賃宿が移住されて「釜ヶ崎」が形成され100年になります。この機に、釜ヶ崎の歴史を紐解き、釜ヶ崎の現在の問題を整理し、「支援法」成立後の今後を共に考えて生きたいと思っています。
「釜ヶ崎100年・過去現在未来PARTT」として第5回「講演の集い」を開催いたします。講師は、大阪市立大学創造都市研究科の島教授に、「歴史その1、戦後日本における寄り場―釜ケ崎形成」を、反失連の共同代表山田氏より「支援法成立以降の釜の現在」を報告いただきます。
皆さん、釜ヶ崎を共に考えていきませんか。
日時 03年5月10日(土)午後6時半
場所 エル・おおさか(府立労働センター)709号
講師 島 和博氏   (大阪市立大学 創造都市研究科教授)

山田 実氏   (釜ヶ崎反失連共同代表・NPO釜ヶ崎支援機構) 
挨拶 釜ヶ崎反失業連絡会等
資料
費用 資料代500円  
主催者 釜ヶ崎講座