第七回講演の集い 7・10
テーマ 釜ヶ崎100年・過去・現在・未来PARTV
サブタイトル 釜ヶ崎と「教育以前」の子供たち
趣旨 昨年は1903年、第5回内国勧業博覧会が今の天王寺公園・新世界で開かれたことにより、天皇の通過道に当った長町(名護町)の木賃宿が、現在地に移住されて「釜ヶ崎」が形成され100年目の年でした。「釜ヶ崎講座」は「釜ヶ崎100年」の歴史を紐解く「釜ヶ崎100年・過去・現在・未来」の「講演のつどい」を開催してきました。 歴史の中から、現在の単身男性日雇労働者の街「釜ヶ崎」に、かっては家族ぐるみの労働者世帯が大半を占める時代があったことを知りました。その時代、経済的理由や下の子の子守りを追われたりして、地区内に200余名もの不就学の子供がいた時期があり、そのための「大阪市立あいりん小中学校」が作られていました。60年代より、この学校のケースワーカーとして、子供たちの就学援助にかかわってきた小柳伸顕さんを講師に迎え、「教育以前」(小柳著・田畑書店)ともいえる子供たちとのかかわりから見えた「釜ヶ崎」を考えていく講演会を行います。皆さん、釜ヶ崎を共に考えていきませんか。 一昨年8月、「ホームレスの自立等に関する特別措置法」(野宿者支援法)が、成立・施行され、失業―野宿問題について、国・地方自治体が責任を持つことが明確にされました。野宿生活者に「就労の機会の確保」「安定した居住等の確保」の実施を明記しています。 本年春、確定した大阪府・市の「実施計画」では、現在の特別清掃事業が、就労対策として位置付けられていますが、財源は国の緊急雇用対策金だよりのままです。失業―野宿問題の現状について「釜ヶ崎反失連」より報告を聞きます。
皆さん、釜ヶ崎を共に考えていきませんか。
日時 04年7月10日(土)午後6時半
場所 エル・おおさか(府立労働センター)709号
講師 小柳 伸顕さん(釜ヶ崎キリスト教協友会 )
挨拶 山田 實氏(釜ヶ崎反失業連絡会共同代表)・他
資料
費用 資料代500円  
主催者 釜ヶ崎講座