4・30
第37回釜ヶ崎メーデー


主催    釜ヶ崎反失連・釜日労

スローガン
「37回目のわしらのメーデー・釜メーデーを今年もやろう!」
「5月1日は労働者の声を上げる日だ!」
「仕事を持ってこい!野宿をさせるな!タコ部屋飯場追放!」
「安心して働き、生活できる釜ヶ崎を!」


-- スケジュール --
4月30日(日) メーデー前夜祭夕方6時より 三角公園にて
釜日労・反失連前段決起集会
映画「あたりや大将」上映 万博前の釜ヶ崎でロケ
5月1日(月) 釜ヶ崎メーデー朝7時 西成労働福祉センターにて集会
 8時 センター出発 地区内デモ三角公園へ
 9時 三角公園出発 釜ヶ崎席捲デモへ


 なかまの皆さん!

 今年もメーデーの季節を迎えている。無権利状態の中で長い間鎖につながれてきた 釜ヶ崎労働者が始めて全港湾の旗の下にメーデーに参加して以来三十六年の月日が流 れた。規制の労働組合の枠を抜けきれなかった総評―全港湾の運動は釜ヶ崎日雇いの 現場の声を聴くことが出来ず、青年労働者と学生の突出力よる釜共闘運動とってかわ られた。それまで暴動という形でのみ表現されてきた寄せ場‐下層‐日雇い労働者の 声は初めて集団としての、労働者としての声として社会に響き渡ったのだ。
 その主役であった青年労働者たちも「特掃」世代となり、恒常的あぶれ地獄と高齢 化でますます厳しい時代を迎えている。
 われわれ釜日労も諸先輩の闘いの成果の上に、仲間たちの日々の声に耳を傾けなが らともにわれわれ働き人の地位と生活の向上のために闘ってきた。70年代後半から の反失業=仕事よこせの闘いから、半タコ=ケタオチ飯場との闘いで「釜ヶ崎労働者 はやられっぱなしで泣き寝入りはしないぞ!」と悪徳業者に知らしめてきたし、80 年代を通した寄せ場春闘では全国最低だった釜ヶ崎の賃金を、釜ヶ崎の賃金が全国の 基準になるまでに押し上げてきた。90年代の大不況の中では失業‐野宿の問題を労 働問題‐全労働者の問題として明らかにして社会化するとともに「仕事よこせの闘い 」として闘いぬき不十分ではあれ全国に先駆け「特掃」という画期的な事業を勝ち取っ てきました。 まさに釜ヶ崎労働者の闘いは全国に胸をはれるような闘いの歴史なの です。
 いまだわれわれを取り巻く状況は、現役のなかまのアブレ地獄、飯場での飼い殺し 、高齢のなかまの野宿生活、福祉の出し惜しみ、路上死(=野垂れ死に攻撃)と問題 はつきません。
 「小泉改革」による増税、福祉切捨て=格差社会作りの中でますます厳しくなる世 の中に、今年もメーデーには大きな声で、「ワッショイ、ワッショイ」と労働者の声 を響かせて行こうではありませんか。

 第37回釜メーデー万歳!