国道168号線 五條新宮道路
  五條新宮道路は国道168号線の五條〜新宮間に建設中の地域高規格道路で、紀伊山地を縦断する幹線にも関わらず狭幅区間が多く残る同国道の改良事業でもあります。
 五条〜新宮の全区間で事業化されているわけではなく、ブツ切りに工事が行われており、一部は168号線のバイパスや既存道路の改良区間として既に開通しています。
 現在の国道168号線は、土砂崩れによる長期間の通行止めや交通規制等で、十津川村などの沿線の地域が孤立するなどの重大な問題が発生しており、五条新宮道路の早期開通が望まれていますが、険しい紀伊山地に線形の良いバイパス道路を通すのは至難の技で、少しずつ開通区間を伸ばしているような状況です。


沿道の紹介
・和歌山県吉野郡十津川村辻堂
 右の画像は2010年頃に撮影した建設中の辻堂バイパスの夢翔大橋です。2011年9月の豪雨災害でこの付近でも大規模な土砂崩れがいくつも起き、国道168号線が寸断されてしまいました。その為、まだ建設中であった辻堂バイパスの一部区間が迂回路として緊急処置的に開放されています。本来の開通はまだ先だったようで夢翔大橋の北側の区間は仮設の道路となっています。
・和歌山県吉野郡十津川村辻堂 夢翔大橋の南側
 右の画像は2012年8月中旬に撮影した夢翔大橋の南側から撮影したものですです。対面通行ですが、3車線は引けるぐらいの幅の広さがあります。北側では橋を渡った直後から1.5車線程度の仮説道路になります。
奈良県土木部 辻堂バイパス
(奈良県公式サイトへのリンクです)
・奈良県五條市大塔町宇井付近
 バイパスの整備により集落内の細い道を通らずに通過出来ます。
・道の駅 十津川郷
 十津川村の役場や警察署のある中心地にある道の駅です。駐車場に足湯があります。
道の駅 十津川郷
(公式サイトへのリンクです)
・十津川道路
 2011年の9月に開通した十津川道路の折立側の接続部分です。1km以上もあるトンネル2本と、途中に国道425号への滝出入口(国道425号線へのアプローチ道路との信号無しのT字交差点)で構成されています。ほとんどがトンネル区間で、高速道路と錯覚しそうなぐらいの高規格な道路となっています。
奈良国道事務所 十津川道路
(公式サイトへのリンクです)
・道の駅 熊野古道ほんぐう
 国道168号線の沿線では一番大きい道の駅だと思います。駐車場が広いのはもちろんですが、売店も品数種類も豊富でお土産を買うには最適です。レストランもあります。
道の駅 熊野古道ほんぐう
(公式サイトへのリンクです)