法話15
「天国と極楽」
八月は離れていた家族が帰えってきて賑やかになりますね。そこで皆さんご一緒にお仏壇に手を合わしてください。
よくテレビのドラマやお葬儀なで「天国でゆっくり休んでください」と聞きますが「天国と極楽」を一緒だと思われる人も多でしょう。全く別のものです天国もキリスト教などの天国と日本で言うの別のもんです。
簡単に言うとキリスト教などでは神は一人であって我々は神になるのでなく「神の子」になるのです。日本の天は毘沙門天や弁天さんなどですが仏様を守護するお方ですが神話などでは、争いもするし憎しみ煩悩にとらわれた世界なのです。神様なので特別な力がありますが苦しみや救いを求める存在なのです。
「極楽」は阿弥陀さまの本願によって悩み苦しみから完全に解放される世界を示されています。また「極楽浄土」とは「はたらき」を表しています。
よく「お浄土に還る」というようにこの世と縁がつきお別れすると「極楽浄土」で仏となりこの世に帰って私たちを導く仏となり教えを働き続けて下さいます。
なかなか気づくことは難しいけど、確かにはたらきかけてくださったのです。これそが「極楽浄土」のはたらきなのです。
ただ修行もできない悩み妬みを持った私が二心なく一心に阿弥陀さまや親鸞聖人のお言葉を信じ疑いのない気持ちを持って過ごしてください。