未知との遭遇
未知との遭遇





《 ザーーー 》

雨。
雨が降っている。

今は夜。
これは何かあるっ!
俺のカンが、そう言っているっ!!

「んなわけないか」

俺は馬鹿な考えを振り払い、とっとと帰ることにした。

《 トコトコトコトコ 》

「……!?」

足が止まった。
なぜだ、なぜこんなことが・・・

「………」

1個のダンボールがある。
そして、そのダンボールには『誰か拾ってください』とマジックで書いてある。
ここまでは納得できる。
だが、問題は・・・

「こ、この…地球上の生物とも思えないモノは…?」

俺は我が目を疑った。
ダンボールに入っている生き物は、俗に言う『宇宙人』だったからだ!

「………」

「………」

宇宙人(?)と目が合った。
な、なんなんだよコイツは・・・

「ヒロッテクダサイ」

「はい?」

今、『拾ってください』って言ったような・・・?

「ダレカヒロッテクダサイ」

「…やっぱり」

拾ってくださいって・・・
こんなの拾えるわけないだろ。

「あー、無理無理。俺はダメね」

「ソンナコトイワナイデ」

「無理なものは無理だって」

「ソウデスカ。ナラ…」

「えっ?」

な、なんだっ!?
空が光って・・・

《 ぐおんぐおんぐおんぐおん 》

「ラ、ラピュタは本当に存在したんだっ!」

じゃなくって!
UFOだー! UFOが現れた!

「そんな馬鹿な…」

「デハ、イキマショウカ」

「は?」

あ、あれれ?
UFOに吸い込まれていくぅ〜〜!

「だ、誰か〜」



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