今回は、個人的趣向でギターを組んでみました。メイプルトップのギターはよく見かけますが、
キルトかトラ目が殆どで、バーズアイはめったに見ません。それに殆どはLPかその変形型
ストラトはありません。かつて(30年ぐらい前?)心斎橋の三木楽器さんで一本だけ見た事が
ありますが、それはそれは美しい杢が出ていて、当時で100万円ぐらいのプライスタグが
付いていた事を記憶しています。と言う事で、先日オーダーしようと思い、知り合いの工房や
カスタムショップに行って話したところ、上手くイメージが伝わらずその時は断念しました
で、これはショップで現物を見せてオーダーするためのサンプルと言う目的を担っています
これが元になるギターで、K-garage と言うメーカーの非常に安価なギターです
販売元は KIKUTANI となっています。で、なんと1万円以下! 初心者用を
謳っていますが、十分しっかりした出来です。個体差とかもあるのでしょうが、
当りかな? うちのプロギタリストに試奏させると、七色のサウンドを奏でます
この低価帯のギターでナチュラルウッドカラーは他にはめったに無いですよね?
ポッドやブロックが小ぶりだったりはしますが、パーツ類もそれなりにしっかり
していますし、ボディは節とかも無く目のきれいなアッシュ(だと思う)です
ネックのねじれ等も無く、PUの音はいわゆるシングルのビンテージ系で、
ハーフトーンもきれいに鳴ってます。まぁ、PUはすぐに変更予定ですが!
分解したところ!
ネックも取り外し〜!
裏面。これから貼る突板の上に乗せています
これがバーズアイメープルの突板。この突板は、皆さんご存知のとおり
木をかつらむきのようにして薄いシート状にした物。カッティングシートとは
違って、天然木なので、反ったり丸まったり割れたり、扱いが大変です
鳥目杢(バーズアイ)が出てるのが、写真でちゃんと解るでしょうか?
とりあえずボディの形に切って貼ってみました。(業務用接着シート貼り)
ふちをサンダーがけして、境界の段差を無くしていきます。
次は塗装です。今回はエナメル系(?)のクリアを使用。半ツヤぐらいかな?
あくまでも突板なので、本当に表面だけ。それも曲面ではなく平面部のみ
突板の切れ端をヘッドにも貼りました。で IaSW! のロゴをレタリング!
ネックやパーツを取り付けて、弦を張ってハイ元通り! 調整が大変だけど、、、
細かく見ると汚い出来ですが、ステージの上なら、観客からは見えません!
、って、これをライブで使うつもりなの・・・?
これが完成形! これをショップに持ち込んでカスタムオーダーすると言う
本来の目的は、ちょっとお預け。チープギターの割りに出来の良いギターだった
ので、当分これも弾いてみたいから。それに、一度ネックまでバラして、弦高や
オクターブ調整、電装系の半田のやり直し等を行ったので、コンディション最高!
今の人はあまり知らないかもしれないが、昔は車でも電化製品でも、(物にもよるが)
量産品の工場出荷状態から、そのままフルパワーで使うのではなく、ユーザー各自で
慣らし運転や微調整をしてから本格的に使用していた。量産ギターも最初にちょっと
手をかければ、ポテンシャルを更に引き出すことが出来る(、、、時もある)。まぁ、
元々がどうしようもない粗悪品とかなら無理ですが。で、今回はひとまずこれで完成!
後は、今パーツ類をオーダー中なので、それが届けばSSHにチェンジするつもりです ・ところで、・ 突然ですが、Bill Lawrence と言うメーカーをご存知でしょうか? 今回SSH改造にあたり、
L-500と言うハムバッカーを探そうとネットやオークションを見てみたところ、あるには
あるのですが、思っている物とは違う物ばかり。かつて L-250という、ツインブレードの
シングルサイズハムバッカーがあったのですが、当時のL-500はそれを2個組み合わせて
ハムバッカーサイズにした怒涛のPU。つまり4ブレード(4コイル)! クセはあるものの
その強烈なパワーは他の追随を許さない物だった。それを今回リアに搭載しようと思ったのだが、
ネット情報は、ツインブレードのL-500の物ばかり。これはこれで面白そうなのだけど、
欲しいのは4ブレード。当時自分はブラックラベル(シングル)×3、ヘビメタ好きの友人が
L-500×2発のストラト型(chalengerU)をそれぞれ購入。それ以来ずっと欲しかったが、
最近ふとまた物欲が! 情報も出てこないぐらいだから現物を手に入れるのは半ば諦めているが、
どこかに転がっていないものか? 気長に探すとして、誰か知っていたら情報よろしくお願いします!
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最終更新日 2014/01/06
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