2人の朝
『2人の朝』
さわやかな朝。
暖かい日差しが部屋を照らす。
「………んん」
俺は目を覚ます。
清々しく起きるのは久しぶりな気がする。
「ふわぁ〜〜」
欠伸をしながら上体を起こす。
「…んあ?」
あれ――どうして裸なんだ?
俺は考える。
だが、答えがでるはずがない。
起きたばっかりだからな・・・
「……う……ううん」
雪が隣で寝ている。
それも俺と同じ裸で・・・
「……………あ」
思い出した。
確か昨日、雪が離れたくないって言ったから・・・。
「俺の家に泊めた………のか?」
俺は確認するように声に出す。
まだ眠っている頭をフル回転させるが、それ以上答えがでない。
「……あん……浩ちゃん……だめ」
「………」
雪が寝言で誤解されそうな事を言う。
おいおい、どういう夢を見てるんだよ?
「それはいいとして俺は…」
「………」
「……あ、ああ」
完全に思い出した。
昨日は俺のベッドで雪と一緒に寝たんだ。
そしたら雪を求めたくなってつい・・・
「………」
ふぅ、あんまり雪を酷使したくないのだが自分の欲望を抑えることができない。
雪をどうしても求めたくなってしまう。
雪を愛すれば愛するほど・・・
「浩ちゃん………んふ……好き」
「……ゆき」
可愛いヤツだな。
寝言でもそう言ってくれるなんて嬉しいよ。
「これはお礼だ」
ちゅっ
俺は可愛い顔で寝ている雪の額にそっとキスをする。
「……んふふ」
雪はニッコリと微笑む。
その寝顔はとても可愛くて天使のようだ。
「……ゆき」
起こさないように雪の頭を優しく撫でる。
「……くしゅんっ」
雪が小さなくしゃみをする。
あっ、ごめんな。
俺は心の中でそう呟き、雪の肩まで毛布をかぶせる。
俺が上体を起こしたから毛布がズレていたことをすっかり忘れていた。
「…よっと」
俺は毛布からでてベッドに腰をかける。
後ろを見ると雪がすやすやと寝息を立てている。
「まぁ、まだ起こす必要もないだろう」
時間もまだ早いので雪を寝かしておくことにした。
それに昨日は雪に無理をさせてしまったから・・・
「うん………んん……」
背中から雪の寝息が聞こえる。
ふぅ、今日は日曜日だ。
どうしようか? 雪と何処かに出かけようかな?
「……浩……ちゃん」
雪のその声と共に俺のモノがギュッと握られる。
「うおっ!?」
思わず声を出してしまう。
な、なんだ?
「雪?」
雪の手が俺のモノをしっかり握っている。
「浩ちゃん……おはよ〜」
「ああ、おはよう――じゃなくって」
「う……うん??」
雪を見ると、眠たそうに目を擦っている。
「あれ? なにか硬いよ??」
「そ、それはだな」
朝は男のモノはそうなっているんだよっ!
「これ………なに?」
雪はニギニギと握る。
それは優しく――強くリズミカルに動く。
「うあっ………ちょ、雪」
「浩ちゃん? どうしたの??」
「は、離してくれ」
「え? ええ??」
雪は困ったような困ってないような不明な声を上げる。
まだ寝ぼけているんだろう。
「これはな〜に? 熱いよ?」
「雪、だからそれは…」
「……あ」
やっと雪が気づいたようだ。
「………」
「……こ、浩ちゃん」
「な、なんだ?」
「わざとじゃないんだよ?」
「ああ」
それはわかっているが・・・
「手を離してくれないか?」
「……うん」
雪は返事をするが手を離さない。
「雪?」
「で、でも………いいの?」
「?? なにが?」
「大きくなったままだよ?」
いや、だからそれはだな・・・
「慰めてあげるね」
「ちょ、おいっ」
雪は手で自分の位置を確かめながらベッドを降りる。
「無茶をするな」
俺はグッと雪を自分の元へ引き寄せる。
「あはは、ありがとう」
雪は礼を言うなり、ベッドに腰をかける俺の前に膝をつく。
「ゆ、雪……別にいいから」
「ダメだよ」
そう言って雪は俺の足に手を当てて、ペタペタと位置を確かめる。
「どこかな…………あ、あった」
雪の手がいきり立った俺のモノを掴まえる。
「本当にしなくていいから」
「で、でも……浩ちゃんの役に立ちたいから」
「だからって、こんなことは…」
「ううん、私がしてあげたいの」
雪は握ったまま自分の顔を寄せる。
「ん……んん……ここ?」
雪は場所を確かめるようにモノを頬に当てる。
「ん……あった」
「…ゆき」
「……舐めるね?」
雪はペロッと先端をひと舐めする。
「…くっ」
その瞬間、背中に電気が走った。
「んん……ぺろ……ぺろ」
「くぁ……ゆ……ゆき」
「んふ……れろ……ん…ろ」
先端を刺激するように雪の可愛い舌がチロチロと這う。
「ん…くぅぅ……」
「ぺろ………んん…気持ちいい?」
「はぁ…はぁ……ああ」
「嬉しい……じゃぁ」
雪は小さな口を開けて俺のモノをくわえる。
「……くぁ」
「…………ん」
雪はくわえたまま動かない。
それでも俺のモノは温かい中に包まれるだけで高まる。
「ふぅ……ゆき」
俺は雪の頭に手をおく。
「んん……ちゅぷ……んぷ」
「くぁぁっ……ゆ…ゆ……き」
すると雪は頭を前後に動かしはじめる。
動いてほしいと勘違いしたんだろう。
「ちゅぷ……ちゅぱ……んむ」
雪は少し苦しそうにしながらも懸命に頬張る。
雪の小さな口には少し大きかっただろうか?
「くぁ……無理……しなくていいよ」
俺は雪の顔を引き離す。
「……ぷは」
雪は俺のモノから解放されると一息つく。
「はぁ……はぁ……無理してないよ」
「だけど…」
「浩ちゃんに気持ちよくなってほしいから」
雪はそう言って再び俺のモノを頬張る。
「んん……ちゅぷ……んぷ……ん」
「ゆ、ゆき………ちょっと」
くっ、もう・・・出そうだ。
「んぷ……んん……ちゅぱ」
「ゆきっ……や、止めてくれ……もう」
「……んふう」
雪が俺を解放する。
「だしていいよ」
「だ、だが…」
「私が受けとめてあげる」
雪はモノをくわえると、さっきより激しく動く。
「んん…ちゅぷ…んぷ…ちゅぱ」
「うぅ……」
「んん……こお……あん…」
雪が頬張ったまま俺の名を呼ぶ。
すると舌が俺のモノをペロペロと舐めあげる。
「くっ」
この強烈な快感に俺のモノははちきれそうなる。
「んぷ……らして……」
「……くぅぅ」
「んん…ぷちゅ……ちゅぷ…」
「ゆき――くっ」
俺のモノが限界を越える。
「……んむ!?」
どぷどぷどぷ
俺のモノがビクビクと震えながら雪の口の中に全てを放つ。
「んん……ん……んく」
「……くぅぅ」
「んん…ん……んん……」
雪は喉を鳴らしながら飲み干す。
「はぁ……はぁ……ゆき」
全てを出し終えた俺は雪の頭を優しく撫でる。
「んん……ぷは」
雪は嬉しそうに微笑みながら口を離す。
「けほっけほっ……たくさん出たね」
「飲まなくてもよかったのに…」
「えへっ、浩ちゃんの全てがほしいから」
雪――お前はなんて可愛いんだ。
「あ、まだ出てるね」
雪は俺のモノを握ったまま指で先端をくりくり弄る。
「うっ……ゆき」
「綺麗にしてあげるね」
雪はペロペロと残りの液を舐め取る。
「くっ…」
「んふ……れろれろ」
雪の舌が割れ目をさするように動く。
するとそこからはトクトクと少しずつ液が出てくる。
「れろれろ……んん……浩ちゃんの味」
「なにを言って…」
「んんむ………ぺろぺろ」
「くぁっ……もう…いいよ」
俺は止めるものの雪はやめようとしない。
「私を……感じてほしいの」
「…ゆき」
「んれろ……わたしの……ぺろ…すべてを……」
雪・・・
「ぅぅ…」
「浩ちゃん……ぺろぺろ」
「ゆきっ、もういいよっ」
「れろ……んん?」
このままじゃ、また出してしまう。
「いいよ」
「…え?」
「また出してくれてもいいよ」
「ば、なに言ってんだ…」
俺の言うことも聞かず、雪は一生懸命にモノを舐めあげる。
「…くぁ」
「ぺろぺろ……んむ……れろ」
雪はくわえず、可愛らしい舌でチロチロとせめてくる。
「ゆき……もう」
「れろれろ…ん……うん…いいよ」
「……くぅ」
「ぺろぺろ……出していいよ」
雪は柔らかい手でモノをしごく。
「くぅぅぅっ」
しゅこしゅこ
雪の手が早く動き、俺を限界に導く。
「浩ちゃん……お願い……ぺろぺろ」
雪がトドメとばかりに先端を舐める。
「ご、ごめん――!」
びゅくっびゅくっびゅくっ
俺のモノから飛び出した白濁液が雪の顔に飛び散る。
「きゃうんっ……ううん」
ベタベタと液が雪の顔を汚していく。
「うぅぅ……くはぁ」
しゅこしゅこしゅこ
雪は全てを絞り出すようにモノを擦る。
「ゆ、ゆき……うぁ」
「気持ちよかったかな?」
雪がたくさんの液を顔につけたまま笑顔で尋ねる。
「ふぅ……はぁ……」
「……よくなかった?」
「そんなこと……ふぅ……はぁ〜」
あまりの刺激に落ち着くのが精一杯だ。
「……元気がなくなったね」
雪は俺のモノを握ったまま残念そうに言う。。
「そりゃぁ……もう……」
雪ってかなりエッチなんだな。
俺の体がもたないかも・・・
「雪はエッチだな」
「…そ、そうなのかな?」
「ああ、すっごくエッチだ」
「だって、浩ちゃんにたくさんしてあげたいから」
雪の瞳が潤む。
あー、少し言葉を誤ったか?
「浩ちゃんのためだと思ったら、自分でも知らないくらい大胆になって…」
「…ゆき」
「恥ずかしいけど、たくさん気持ちいいことしてあげようって」
そう言って雪は俺のモノから手を離す。
「ごめん……ごめんね」
「あ、謝ることはないよ」
「で、でも……浩ちゃんに迷惑をかけて」
「迷惑なんかじゃない。お、俺は雪がしてくれるのは嬉しいぞ」
「…浩ちゃん」
な、なんか恥ずかしくなってきた。
今更なにが恥ずかしいんだろうか?
「……浩ちゃん」
雪が目を閉じて唇を近づけてくる。
「…ゆき」
俺もそれに答えるように近づく。
俺と雪の唇が近づく。
どんどん近づく。
どんどん――どんどんと・・・
「ちょ、ゆき」
「んん〜」
雪は見えていないので、遠慮なく近づいてくる。
「お、おい…」
ゴチンッ
案の定、俺と雪はぶつかった。
「い、痛いよぉ〜〜」
雪が額を押さえながら苦しむ。
「お、俺も…」
そ、それ以前に雪の顔には俺の液がついたままだ。
そのことを忘れていた。
「ぐす……痛いよぉ〜〜」
「いてて……雪、ちょっとおいで」
俺は雪の手を取って近くに寄せる。
「ぐす……うん? 浩ちゃん?」
「ジッとしてろ」
俺はティッシュで雪の顔についた液を拭い取る。
「んん……ん……」
「よし、綺麗になった」
「んふ、優しいね」
雪は目を細めて笑う。
「ああ、雪にだけだよ」
「うんっ」
――あ。
よく考えれば、こんなことをしている場合じゃなかったな。
「さて、服でも着ようか」
「あ、そうだね」
俺は雪の服をしっかり雪の手に渡す。
「ありがとう」
するする
俺と雪はその場で服を着る。
「っと、俺は終わった」
「わ、私はまだ…」
雪はまだ下着しか身につけていなかった。
「手伝ってやるよ」
「う、うん」
俺はベッドに座ったまま雪に服を着せる。
「手をあげて」
「…はい」
そして次はスカートをはかす。
「うーん、雪ちょっと」
「なに?」
「俺に抱きついて」
そう言って俺は雪の手を取って自分の首のところに持っていく。
「うん」
雪はギュッと俺に抱きつく。
「そのまま右足をあげて」
「…はい」
俺は雪の右足の下にスカートを通す。
「次は左足をあげて」
「こう?」
今度は左足の下にスカートを通す。
「よし、あとは上げるだけだ」
そして腰までスカートを上げる。
「うん、可愛くなった」
「あはは、私可愛い?」
「ああ、とっても」
雪は俺の首に手をまわしたまま嬉しそうにピョンピョン跳ねる。
「お、おいおい」
「自分の姿が見られないのは残念だけど…」
「………」
「浩ちゃんが喜んでくれるならそれでいい」
「……ゆき」
俺は雪を強く抱きしめ、ベッドに倒れ込む。
「きゃぁっ、浩ちゃん?」
「………」
「……??」
「………すぅ」
「浩…ちゃん?」
「すぅ……すぅ……」
う〜ん、眠っちゃったんだね。
「…すぅ……すぅ…」
えへへっ、いっぱい疲れちゃったのかな?
「おやすみ、浩ちゃん」
ちゅっ
私はおやすみのキスをする。
「ふわぁ〜、私も少し眠ろうかな?」
このまま浩ちゃんに抱かれたまま・・・
浩ちゃんの胸で・・・
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