第1話 無限
第1話
『無限』
無限。
俺の人生は、無限の輪の中にある。
いや、それは少し違う・・・
人生ではなく『今』が無限のように繰り返されている。
ただ、無駄に繰り返されている。
終わるはずがないと思われる『今』
だが、それは無い。
いつかは終わる。
それが『人』
限りあるのが生き物である。
そんな限りある『生』に、俺は気だるさを感じる。
いつからそう感じるようになったのだろうか?
生まれた時なのか
昨日なのか
それとも
『今』なのか・・・
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