☆催涙スプレー
目潰し、相手の戦意を喪失させる。後遺症が残らない。ガンタイプやペンタイプなどのいろいろなバリエーションがある。なかでもペンタイプは携帯に非常に便利である。何処から見てもペンにしか見えないので、シャツの胸ポケットに挿しておいても全く違和感が無い。いつでも臨戦態勢が整っていることは護身には重要な要素だ。女性はポケットにペンを挿すことはあまり無いと思うので、暗い夜道や変な連中がたむろしている様な所を通る時だけバッグから取り出し、バッグのひもやズボンの後ろポケット、あるいは手に持つなどすれば良いだろう。小さなモノなので工夫すれば携帯するのに不便は無いだろう。
ペンタイプのスプレー自体は霧状ではなく水鉄砲のようにあまり拡散しないで直線的に飛ぶ。狙いを定めなければならないが、その分風などで自分に降りかかってくる心配も少なくなる。
催涙ガスは大きく分けて2種類ある。 それぞれ相手に与える効果等も異なる。
◆CN(クロロアセトフェノン)
このタイプのガスは眼はもちろんのこと皮膚に付着するだけでも火傷のような激しい痛みがある。 ただし、弱点として泥酔者や薬物の常用者には効果が薄いといわれている。その一方でメリットもある。噴射後のガスの揮発スピードが速いために、顔面をガスが直撃せず、胸元や腕に命中しただけでも、効果を十分に発揮する。また、習慣的にこのガスを摂取している人間は耐性がある。
◆ OC(オレオレシン・カプシカム)
このタイプのガスはトウガラシから抽出して作られたガスを使用しており眼のほかには喉や唇などに作用する。 CNガスの弱点であるアルコールを摂取している人や薬物の常用者にも効果がある。習慣的にこのガスを摂取している人でも耐性を持つことができない。OCガスは薬物中毒者や泥酔者に非常に効果的だが、その反面、成分が気化しないため、暴漢の呼吸器系を直撃しないかぎり効果がうすい。
※最近はこの2種類のガスを混合したタイプのものがある。それぞれのメリットを活かしている。紫外線に反応する特殊なマーキング塗料を含んだものもある。
噴射の方式も大きく分けて2種類ある。それぞれに特徴があるのでよく理解してから使用するようにしてほしい。 また最近は下記の2種類に加え鳥もちの様にネバネバした液体を発射するタイプもあるようだ。
◆噴霧スプレータイプ
一般的にスプレーといったらこのタイプを頭に浮かべる人が多い。 ヘアスプレーや殺虫剤の様に霧状に発射される。 ガスが広範囲に広がるのでねらいをしやすい。また、大勢の相手にも対応できるという長所がある。
しかし、霧状のため風が強い日は使用が難しい、向かい風の時は自分にも被害が及ぶ場合があるなどの弱点もある。
◆液状スプレータイプ
このタイプは液体をそのまま水鉄砲の様に飛ばす。一般的に噴霧タイプよりも飛距離が長く離れた相手にも有効である。また、風がある日でも使用でき、自分に被害が及ぶ様なこともほとんどないと言う長所がある。しかし液体発射であるため確実に狙わなければ暴漢にヒットしないため、狙いが難しい。
上手く狙いをつければこちらの方が使い易いだろう。
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ペン型催涙スプレー
一見するとペンにしか見えない。シャツのポケットに挿しておいても何の違和感も無い。もしもの時のために絶えず持ち歩いて欲しい護身具だ。
ピストル型催涙スプレー
手探りで取り出しても自分に噴射口を向ける心配が無い。カバンに入れて持ち歩いても、枕元に置いても安心できる頼りになる用心棒だ。
ロックオングレネード
催涙ガスの手榴弾。 集団に囲まれた絶体絶命の時の切り札だ。
泡状のガスがでるスプレー。
写真の様に親指でスイッチを押すとやり易い。
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