第3話『いつもと違う朝』
第3話
『いつもと違う朝』
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ザァァァーーー!
「……ん?」
遠くから聞こえる波の音。
いつもの鳥の囀りとは違い、新鮮な気分で目覚めることができた。
「う〜〜〜ん!」
布団から出ると両手の平を組んで、ぐ〜〜っと上に伸ばす。
するとボキボキっと鈍い音が鳴った。
「凝ってるなぁ」
最近、仕事ばっかりで運動をしていない結果がこれだ。
これからは少しスポーツでもするかねぇ・・・。
ぐぅ〜〜!
緊張感の欠片もない音がなんの前ぶれもなく鳴った。
「腹減ったし、なんか食うか」
チラッと時計を見ると、ちょうど朝食の時間。
ここの朝食は食堂に行って食べるらしい・・・昨日聞いた。
「んじゃ、行くか」
すぐさま普段着に着替え、食堂に向かった。
こちらに来てから2日目。
今日はどんな出来事が起こるのだろうか・・・。
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