■トルマリンって何?
宝石のトルマリンは、1703年、セイロンで透明なものが発見されましたが、当初はダイヤモンドのイミテーションとして用いられていました。
ところが、日光で温まったトルマリンは、軽いものを引き寄せたり、はじいたりして子供のおもちゃになったり、気管支系の病気が多い抗夫の中で、トルマリン鉱山で働く坑夫だけは病気が少ないなど、次第にトルマリンの不思議なパワーが明らかになってきました。
1880年にノーベル物理学賞を受賞したキューリー夫妻の夫、ピエールがその兄とともに、トルマリンの結晶に電気が生ずることを発見し、1896年物理学者久保哲次郎の研究で結晶の両極に永久に減退しない電極が存在することを証明されました。
それが、トルマリンが電気石と呼ばれるゆえんです。
■なぜマイナスイオンが発生するの?
トルマリンは水分に触れると瞬間的に水分に放電し、水素イオンと水酸イオンに分解されます。水素イオンは周囲の水分子と結合し、マイナスイオンとなります。
マイナスイオンについて 滝を連想してください。水が岩とぶつかるとき、水がプラスに帯電し周囲の空気がマイナスに帯電します。マイナスの静電気は電子として存在することが出来ないので、水と反応しヒドロキシルイオン(H3O2)となります。これがマイナスイオンです。
海の波は海岸で岩や砂に打ち付けられたときに、森林では風による木の葉や木の摩擦により空気がマイナスに帯電し、マイナスイオンが発生します。
私たちが、滝、海、森林で爽快感を味わうのは、それぞれの雰囲気やにおいだけでなく、発生したマイナスイオンの効果が大きいのです。
■トルマリンの効能 ≪マイナスイオンの効能≫
マイナスイオンは酸化物を中和させ、消滅させます。食品等の腐敗は酸化が原因ですが、プラスイオンを帯電しています。それを、マイナスイオンが中和し腐敗の進行を抑えます。
人体の老廃物も、プラスイオンが帯電していますので、マイナスイオンが中和し、清浄化します。 電磁波や紫外線は老化や難病の原因となるラジカル物質を発生しますが、トルマリンのマイナスイオンはその還元力によりラジカル物質を無力化させる効果をもっています。
また、人間が生活していく上で発生する活性酸素も、マイナスイオンは無毒化する効果ももっています。
平成11年に、通産省(当時)管轄の財団法人日本品質保証機構での焼却検査の結果、焼却炉のなかにトルマリンを吸着させてごみを燃やした場合、敗煙にも飛灰にもダイオキシンがゼロになるという効果が確認されました。
また、マイナスイオンは界面活性効果も持っていますので、皮膚ツボから吸収され、血管・リンパ管を通って、人体の老廃物を取り除き易くし、細胞を活性化=免疫力を高めることになります。
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