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 『踊り子の画家』 ドガ エドガー・ドガ  Edgar Degas (1834−1917)フランス  印象派
 
 1834年7月19日、フランスの画家ドガはパリで銀行家の息子として生まれました。
  法律を学んだ後、国立美術学校に入り伝統的な絵画の勉強をします。そしてイ タリアに留学してルネッサンスの大家の作品群にふれ、大きな影響を受けてアカデミックな絵画を描いていました。 
       それが1862年マネと出会ったことから印象派にも興味を持つようになり、印象派展にも多くの作品を出展しています。 しかし印象派の多くの画家が風景画を好んだのに対し、ドガは人物や動物の一瞬の動きをとらえ、巧みなデッサンで描いた絵を得意としました。 特に代表作群ともいえる「踊り子」など、動きのある絵を好んで描きました。ドガは印象派の中にあっても個性的な絵を描く画家で、“踊り子の画家”と称されました。
   ◇作品紹介 
 
 
         
          
|  |  ドガ「楽屋の踊り子達 」 ドガはオペラ座に自由に出入りし、稽古にも立ち会って、そこでデッサンをし色彩や動きのメモをとりアトリエでまとめて行きました。
  所蔵 オルセー美術館サイズ (縦 68cmx横 92)cm 号数 M20A号
 
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                ドガ「 ダンスの稽古 」ドガは踊り子一人一人の動きや挨拶の仕方に個性を表現するため、多くのデッサンや習作を描いてきました。稽古場のきびしいレッスンの様子を表した一枚です。
 所蔵 個人蔵 サイズ (縦 61cmx横 73cm) 号数 P10号
 
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          |  |  ドガ「 舞台の踊り子」 彼はバレエやオペラが好きで、オペラ座などによく通っていました1873年オペラ座が焼け、バレエ団がドガのアトリエそばに越してから、よく写生に通っていました。
  所蔵 オルセー美術館 サイズ (縦 64cmx横 57cm) 号数 F8号
 
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          |  ドガ「 エレン・アンドレ 」 モデルはプールヴァール演劇のパントマイムが得意な美人女優で、オルセー美術館所蔵の <アブサント>も同人物です。
  所蔵 個人蔵 サイズ (縦 64cmx横 57cm) 号数 F8号
 
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          |  |  ドガ「踊り子 ピンクとグリーン 」 ドガは1880年頃から「踊り子の画家」と呼ばれます。その中での色の対比の美しい一枚です。
  所蔵 メトロポリタン美術館 サイズ (縦 60cm x横 51cm) 号数 F6号
 
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          |  ドガ「靴下をなおす踊り子」 1890年代には視力の衰えがひどく、油絵は殆ど描かなくなり、パステルで記憶による風景を描いたり、自作の彫刻をもとに裸婦や踊り子を多数描きました。伝統的基礎訓練を受けたドガのデッサンは見事です。
 所蔵 個人蔵 サイズ (縦×横cm) 57cmx64cm 号数 F8号
 
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